菰野ヒルクライム参戦記2~覚悟のスプリント~

菰野ヒルクライム
距離 7.8Km 平均勾配 8.4% 標高差660m

去年、一昨年の感覚では大変しんどいコースであった。
しかし順位や記録を意識するではなく気が向いた週末に登っていた時の話。
1年近く練習を重ねた今年は結果を求めている。
昨日、わざわざ葡萄坂を更新した理由はそのあたりにある。
今が最高に速いという自信は心の支えになる。
妙見山の平均くんを倒したのも同じ事だ。

今回は会場からスタート地点に移動する際、集団の真ん中あたりを選んだ。
私もそうであったが初心者は選手集合の時に後ろの方にかたまり易い。
そのまま1列で移動して15人毎にスタートするのだから後方は初心者組になりやすい気がする。
稀にとんでもなく速い人が混じっている事もあるけどw
どちらにしても、引いてもらったり、協調してペースを作るには不向きな組になる確立が高い。

スタートラインをこえると、ピッという機械音がした。
36T×23Tでスタートした。 15人中8番手である。
21Tに上げて一定のペースで1.5km程登った。

飛びだして行った7人のうち3人程は落ちていった。
左によけてくれる人は右から、蛇行している人は声をかけて抜いていく。
息づかいは荒く、足が終わっているようだ。
それでもひたむきに同じゴールを目指して登る姿はカッコいいと思う。
この空間に身を置くのが楽しくてしょうがない。

やっぱりレースは良い!

急斜面は23T、緩斜面は19T、21Tくらいで登っていく。
1.5kmを過ぎたあたりでは、前組スタートで足が終わっている人が落ちてくる。
今回のレースはマナーが良い人が多かった。
ダメだと思ったら道をゆずってくれる。

富士ヒルはお祭りみたいで楽しいけど、レースに慣れていない人も多いので怖い思いをする。
後ろを気にせず蛇行したり、コース内で足つきしたり、酷い場合はコースアウトしてリバースしたり。
酷い場合は道の隅っこで寝転んでいる人もいた。

そんな事を考えていると、後スタート組の人に抜かれた。
引いてもらう事にした。
引いてもらうと落ちてくる人を追い抜くラインどりとか考えなくて済むので楽ちんである。

4km手前でダンシングを多用しはじめ速度が落ちてきたので追い抜く事にした。
引いて復活されても困るので、19Tで引き離した。
もう貴方に用は無い! レースは非情なものであるw

4.2kmとスタッフがさけんでいる。サイコンを確認すると4.2kmであった。
サイコンも正確だし、残り3.6kmならこのペースで行けそう。
レース前の目標であった41分切りをここで確信した。
目標と言っても去年より3分縮めたいという程度でデータに基づいたものでは無い。

ここで気になるのが1km過ぎから私に並走する1人の選手である。
彼は後ろにつくでも、追いぬくでもなくずっと私の斜め後ろをついてくる。
19Tで加速した時も同じように斜め後ろをついてきた。

今日はこの人に勝とうと決めた。
私より1~2枚軽いギアでなかなかの高回転である。
息は荒いが足はしっかり回っている。
仕掛けたら最後は千切られるような気がする。

少し足を貯めて少し先で勝負するか・・・
23Tに落としたその瞬間、彼はダンシングで前に出た。

慌ててケイデンスを上げて並びかけると彼は斜め後ろに戻った。
4km手前で加速した時も、23Tに落とした時もそうだが頑張る局面でダンシングをする人らしい。

21Tに戻してしばらく様子を見る事にした。

6kmを過ぎると緩斜面が多くなってきた。
それなのに疲れてきた私は23Tにギアを落とした。
彼は肩で息をしてダンシングしている。
少しポジションを下げて確認すると、25Tを使い切っている。
疲れているのは私だけではない 我慢比べの時間だ!

次に座った時、貴方のレースを終わらせる。
並走しながら我慢比べは続く・・・

6.5kmを過ぎたあたりでその時はやってきた!
彼がシートに腰をおろしたのを確認して、深く息を吐いて大きく吸い込んだ。
絶対ここで千切ると決めて、無我夢中でペダルを回した。
6.8kmまで必死で走って、後ろを確認した・・・
振り返って彼の姿があれば私の負けである。

続く

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No title

ライバル選手たちとの駆け引きからレースを楽しんでいるのが伝わってきます。結果は分かりませんが充実したレースになったようですね。
並走してきた選手はザク豆腐さんを対等の相手と見てペースメーカーとして利用しようと目論んでいたのでしょうか?
果たして好敵手との勝負の行方は?スパートで千切れたのか追いつかれたのか…更新楽しみに待ってます。

No title

お疲れ様です!!
レースの臨場感、緊張感が伝わってきますね♪
やはりたくさんの人と走るのは難しい部分もありますね。
でも、駆け引きしながら登るのもなかなか面白そうですね!
演技の練習も必要ですね(笑)

臨場感があってハラハラします(>_<)

レースの駆け引きって難しいですね。
続きも楽しみに待ってます!

やまちゃん
コメントありがとうございます
ペースメーカーにするなら風よけにしそうなものですが、必ず斜め後でした
高等な作戦でしょうかw
私のように遅くても、しっかり準備すればレースは楽しいです!
速い人はどんなに楽しいのか想像もできませんね(笑)

れすとまんさん
コメントありがとうございます
レース巧者から見れば『何してるねん、違うやろ!』だと思いますが、失敗を含めて良い経験だと思っています
れすとまんさんなら上位でハイレベルな争いをされるのでしょうね
クリートをつければ優勝争いかも?

ヤス吉さん
コメントありがとうございます
同じレベルの人に5キロも追い回されると難儀しましたでw
高取城ではそんなレースをしましょうね!
一回参戦するとハマるかもしれませんよw

息がつまる展開Σ(*゚д゚艸)
次が楽しみです。

しんいちさん
コメントありがとうございます
もうレースなんぞ関係あるかい、この人に勝つんや!
それだけの気持ちでしたw
普段以上の力が出ました(笑)
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