第5回 菰野ヒルクライム 参戦記 ~後編~


ペースを変えたいとき、残り距離・経過タイム・速度などの情報が無いと対策が立てられない
『時刻だけじゃ心細すぎるわ・・・』と前を向くと、前方にローディを発見した
序盤に千切られてから目にしたローディはこれで3人目 人を見たのは10分ぶりである!
有終の美を飾るべく、私はペダルを強く踏み込んだ!!!

きゅるるるる~ ぷすぅ~ (`ω´)ん~

・・・

今のって、選手生命の危機じゃなかった?ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

『ぷすぅ』やなくて『にちっ』やったら、夫婦そろってレース引退やったぞ・・・
引退どころかチーム解散の危機やないか・・・

とにかく『腹痛』と『踏んばる』は相性が悪いので、ゴールまでやさしいペダリングを心掛けたw
的確な誘導で速やかな下山を済ませると、既にリザルトが貼ってあった
雨ばっかり降るけどエントリーしてしまうのは、気持ちの良い運営だからなのだろうな
しかも細部が改善されて毎年良くなっているところが素晴らしい!

私の記録は37分45秒であった
これは、メカトラブルだった去年を1分半下回るタイムだ
さすがの私も想定の範囲を超える低迷ぶりに少しビビった瞬間だった
しかし、反省しているヒマがあるなら練習すれば良いので凹んでいない
つるみんさんの期待にも応えないとアカンしねw

他メンバーの頑張りで『SUNZOKU B』は5位入賞という結果であった
チームTTという視点で見たら、私は大いに反省すべきだ
『遅い奴はチームTTに顔を出さず1人で走れ』ってのは違う
そもそも、調子良くても今回のメンバーについて行けない
これは事前にわかっている事なので、嫌ならメンバーに入りを許可しなければ良い
反省すべきは練習不足で会場入りした事だ
この状態でチームTTされると、役に立たないどころか士気が下がる
記録と精神の両面で重りになる奴はチームTTに不要だ

という反省があっても結果は結果( ̄ー ̄)ニヤリッ
皆で勝ち取った入賞だもんね~ヽ(・ω・)ゝキラーン
誰が速いとか関係ないもんね~ヽ(・ω・)ゝキラーン


おぉ ボチボチ10時やないか・・・
シレっと表彰式に向かった私は落ち着いていた
驚く事なかれ!ザクさんは表彰式に馴れているのである(・3・)~♪
数えてみれば『人のふんどしで相撲をとる』のはこれで4度目である
2016 菰野(チーム)・大台ヶ原(ペア)・高梁(ペア)

2位という好成績を収めた『SUNZOKU A』と共に、表彰式へ向かうと彼がいなかった・・・
近々『SUNZOKUの弾丸』と呼ばれる事になるであろう漢、カメさんである
スタートから凶弾のごとく撃ち出された漢は目にも止まらぬ速さでゴールを射抜く!
そのヒルクライムに誰もが魅了され、尊敬の念を禁じえない優れたクライマーである!!
だが、鉄砲玉が自分で戻ってくる事は無い・・・
2度目くらいまでは『カメさん大丈夫かな・・・』と心配した
3度目で『そのうち下りて来るわw』と慣れてきて、今回は回収車で下山する予感すらしていたw
今回は何のトラブルだったか知らないが、彼もまた皆の期待に応える勇敢な漢なのだ
回収車が表彰式に間に合うという結果も含めて、期待に応える漢はカッコいいと改めて思う!
私も見習って大台ヶ原で80分を切ろうと思う(そして自分で下山する( ̄ー ̄)ニヤリッ
こうして、楽しかった菰野ヒルは終った

【追記】
振り返ってみると、やっぱりチームTTは難しいわ
『速きは正義、遅きは悪』は誤りだから、個々にベストを尽くせば良いというのは正論だ
でも、これは速い人の理論であって、自分だけ遅いと気後れするのは当たり前だと思う
だからと言って『チームTTには2度と出ないぜ』スネちゃうのもつまらない
結局、速くなるしか無いんだよ

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第5回 菰野ヒルクライム 参戦記 ~前編~


菰野町役場に到着したのは午前4時を過ぎた頃だった
駐車場でエンジンを切るとフロントガラスを叩く雨の音が大きく聞こえる
舌打ちをしながらスマホの雨雲レーダーと車窓を交互に見比べていると白々と夜が明けてきた
外に出ると隣に駐車していたローディが鉛色の空を見上げている
『とりあえず止んだけど、毎年こんな天気ですよね』などと話していると菰野のレースという実感が沸いてきた

LINEで『SUNZOKU B』チームは6時20分に集合と連絡が入っていたので、6時前に用意を済ませアップしてから会場へ向かう
山頂行きの荷物預け、ゼッケンや計測チップの取り付け終わるとチームTT(チームタイムトライアル)の集合時間になった
チームTTは3~4名を1チームとして各チーム3位のタイムで勝敗を競う競技である
弱虫ペダルよろしく、チームで3位の記録を引き上げるのがチームTTの醍醐味である
エースが驚愕のタイムを出しても意味が無く、4人で回すとか3位をサポートするとか戦略があってしかるべき競技なのだ
それぞれの想いを胸に7時00分にレースのスタート地点までの移動が始まった

菰野ヒルクライムのチームTTは縦並びで2チーム毎にスタートする
maCさん・しんいちさん・YAMADAさん・私が縦に並んで、もう1チームが横に4人、2行4列の一団で登坂を開始した
序盤は急勾配が続く そして私は千切れた
(;゚Д゚) (゚Д゚;) (;つД⊂)ゴシゴシ (゚Д゚)え?
そんなに驚かなくても良いだろう 1分くらいで千切れたんだってば・・・

そう、これがチームTTの恐ろしいところだ
無能がひとり混じっていると戦略も何もあったものではない
そもそも戦略なんてものは、個々に力があって始めて成立するのだ 
パックで走ってゴールするしか無い『SUNZOKU B』のメンバーは視界から消えていった
スタートから200mで要らない人になってしまうと後が大変である
勿論レースに来たのだから最後まで頑張って登ろうという意志はある
でも、リザルトと無関係が確定すると同じモチベーションでは登れない にんげんだものw

10分ほど登っていると『これはレースなのか?』という考えが浮んできた
これは得意のネガティブヒルクライムではない
物理的に視界から全員が消えてしまったのだ 前も後ろもw(゚ロ゚)w

思い返してみれば、チームTTでスタート前にトイレに行ってたのウチのチームだけだったような・・・
準備できたチームからスタートする方式だから、後ろから来るチームは無いだろうし・・・

残りどのくらい距離があるんだろうね?などと思っていたら前方にトンネルが見えてきた
トンネルで中間くらいと聞いていたので時計に目を落とすと、スタートから18分くらいだった
ザックリ時刻を見ているだけではあるが、少しペースを上げて35分台でのゴールを目指したい!

ところがである しばらく進むと白い塊が見えてきたのだ 雪である・・・
コースは除雪されているけど、路肩や景色に雪が積もっているではないか!
昨年のように冬場に走りこんでいれば、どうって事ない気温だと思う
しかしヌクヌクとサボっていた私にはキツかった 練習はウソをつかない
慣れない寒さで体が固まり、とうとう腹まで痛くなってきた(´;ω;`)

時計を見ると28分だった
ペースが落ちているから、36~37分くらいでゴールする事になりそうだ
その時、オレンジ色のジャンパーを着たスタッフが、パンパンと手を叩き応援をしてくれた
 ス:頑張って!もう少しです!
 ザ:もう少しのハズないでしょうが!(心の声

拝啓 スタッフのお兄さん
このたびは応援ありがとうございました
確かに7.8kmのレースと考えると、残り2kmは『もう少し』だと思います
残り少ない距離を踏ん張れと応援して下さる暖かい心に感謝します
ただ、私は既に6kmほど登ってきているのです
クライマーからすれば『ゴールは近い!』と思ってから2kmあると地獄なんです
十三峠で言うと中間ヘアピンからラストスパートするようなモノですよ!
水呑地蔵で上を見た瞬間に終っちゃうでしょう・・・
それとですね 遅いから気付かないのかもしれないけど、既に頑張っているんです
ヒルクライムを応援する時は、ウソでもこう言って下さい
『スゲー速いやん!!!』
敬具

つづく

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プロジェクト大台ヶ原_004(11分40秒までの練習)

11分40秒は私の三郷標準記録である
良い運動ができている時は、だいたいこのタイムなのだ
12分を下回っている時は運動不足なので、下手に追込むとドコか痛くなる
痛いところが出ると練習の質が落ちるので、無理をせずに回せる状態にする方が良い
現在は、強度を上げるのではなく距離を乗る事が大切な工程なのだ
冬の寒い時期に沢山乗っていれば本格的な練習をする頃だと思う
練習不足はどこかで取り戻さなくてはいけない

0321_WT.jpg

日曜日にタイムを計ると12分09秒であった
記録が戻っているのは、思ったより早く風邪が治った為である
三郷で計測する時は2ヶ所で通過タイムを確認している
1/3毎に10秒、計30秒の遅れである
後半につれてタレているのではなく平均的に遅い印象だ
単純に練習不足だから、本数を重ねれば良い
18日(土)に『50本登れば11分40秒だろう』と思いついたのでとりあえずやってみる
おそらく、ファーストステージはクリアできるはずだ!
体重をあと2.5kg落とすと突然回るので減量というのも一つの手である
しかし、今の体重の方が回復が早い気がしている
だから、今年は様子を見ながらゆっくり落としていこうと思っている

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プロジェクト大台ヶ原_003(達成できるか?~後編~)

今回は私がどうやって80分を切るのかを書いてみる
まず大切な事は、80分を『目指す』のではなく『切る』という認識である
『目指す』となれば、目標のハードルが上がってしまう
当然のように達成できる80分に向けて粛々と準備を進める方が良い
80分は『目標タイム』ではなく『設定タイム』である事が達成の根本的な前提である

0314_WT.jpg

準備を進める上で最初に行うべきは過去記録の精査だ
オレンジの線を見ると、夏冬の服装の差こそあるものの11分40秒を中心に推移している
この図から平日に3日三郷を2本流して2日休脚、土日にTTすると11分40秒に落ち着くという事がわかる
私がしつこくTTサイトに三郷の登録を続ける理由はここにある
どの程度の練習量で、どの程度の成果が得られるかが予想できないと練習計画など立てられない
『いつか速くなるさ!』で日々の練習を積み重ねるほど私は強くない

次に着目すべきは自己ベストだ
緑線は10分44秒を示している
ここまでは実績があるので練習量を把握できている
平日に3日の三郷をのどか村までハァハァするレベルに変更するのだ

上記の表に今年の予定、青点線を書込んでみると2ヶ所でラインがクロスする
青点線とオレンジ線、青点線と緑線のことである
これを基準に練習を3つのステージに別ける
 ①標準タイム迄(11分40秒まで)
 ②自己ベスト迄(10分44秒まで)
 ③設定タイム迄(10分20秒まで)
私が集中力を継続できるのは2ヶ月だから『③設定タイム迄』は7~8月
標準タイムから自己ベストヘの練習も2ヶ月だから『②自己ベスト迄』は5~6月
だから4月末までに『①標準タイム』に到達しなくてはならない

上記のように細かくタイムと達成時期を決めて、短い期間で修正を繰り返せば良いのである
最後に、自分の性格を正しく把握しておく事も大切だと付け加えておく

私の場合、前倒しで8月に10分20秒を突破しても9月には10分30秒に戻っている可能性が高い
節制して集中できる期間が2ヶ月しか無いからである
無理なく達成できていれば設定タイムを上方修正すれば良いし、定期で計画を見直せば良いのだ

とにかく今は4月末に11分40秒で登れる対策をすればそれで良いのだ
このように、長期・中期・短期の計画とその練習量を決め、確実に実行すれば80分は難しい数字ではないのだ
確実に切るのだか難しいはずがないわwww

次回からは11分40秒に向けての取り組みを紹介する内容になる



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プロジェクト大台ヶ原_002(達成できるか?~前編~)

レースはライバルと競ったり、同志と親交を深めたりするイベントだ
私は非日常を楽しむ為に、昨年まで多くのレースにエントリーした
その結果、コーススペックやリザルトで自分の記録や順位が予想できるようになった
予想が正確になるとリザルトを見る必要が無くなり、レースから『競う』という要素が消えた
同志と親交が主たる目的となったレースを大規模な走行会と捕らえるようになった
そして『自分に勝つんだ!人のことは気にするな!』と発言するようになった
だが、これは詭弁である 
私にとってレースは勝者と敗者を決める事に意味があり、人に勝ってこそのレースである
表彰台が勝者、それ以外が敗者と線引きするなら、敗者確定のオレは何しに会場まで行くんだ?
そのあたりのスキマを埋めるに『自分に勝つんだ!』と強弁していたのだと思う
だが『自分に勝ちたければTTでベストを更新すれば良い』と思っているので、その解釈にも矛盾が生じていた

勝つという強い意志は必須だが、意志だけで表彰台に立てるほど現実は甘くない
才能無くして勝者になる事は不可能で、努力は勝者の最低条件にすぎない
現実を知らずに夢を語って笑い者になるほどオレは馬鹿じゃないさ・・・
何かにフタをしたモチベーションで挑むレースで予想どおりの結果を積み重ねた

勝ちたい自分・勝てない自分・能力という壁
私はこれらの葛藤を楽しんでいた
『考えても解決しない事は考えなくても良い事』だと思っているので、葛藤を排他して取り組む事はできる
勝者・敗者・ライバル・刺激・励み
確かな繋がりがあっても、登るのは自分だから、自分に勝つという考え方が真っ当であると言える
その考えをレースという他者との争いに持ち込むから話がおかしくなるだけなのだ
努力を積み重ねた結果が順位であって、順位が見込めないから闘争心を無くすというのはおかしな話だ
叶えてこその夢、表彰台こそが夢 このどちらかを曲げないと永遠に解決しないヒルクライム
解決しないから考えて、その過程を楽しんでいるのだ
でも、一方では『一握りの勝者以外は皆こんなものだろう』と客観視している
私には勝利への拘りを謳いながら、他者にも自分にも勝てない状況を達観している節があるのだ

滔々と持論を展開して好きな自転車に乗るという趣味に波風が立ったのは去年の大台ヶ原であった
先に述べたように『予想タイムとそれに対応できる準備』は用意できていた
カップルなら優勝できるかも?みたいな発想は無かった
前年の『team SONIC』が驚愕のタイムで勝ってたし、私自身が負ける事に慣れすぎていた
夫婦で協力とか楽しそうだし、何より、カップル10,000円 一般7,000円×2名というエントリー料も魅力だった
ところが、程なくしてカップルでのエントリーを猛烈に後悔する日がやってきた
スシエボに乗り換えたきゃのんが、十三峠で17分切りに到達したのだ
それまで18分台だったので、流石に16分台は予想していなかった
16分台で走る女性が出現したという話題が広まるのに時間はかからなかった

2人の合計タイムで争う競技で大きなアドバンテージを貰う
勝っても評価はされないだろうが、負ければ確実に戦犯
菰野でも足を引っ張って凹んだが、タイムが結果に反映される大台ヶ原にプレッシャーがあった
『16分台を出すならエントリーする前にしてくれよ!』ときゃのんに小言を言った記憶があるw

下記に去年と今年の目標を重ねた図を描いてみた

0314_WT.jpg

オレンジ線が7月からの焦りを現しているw

続く

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